コンビニでプレイステーション(以下PSとする)のソフトの予約が可能になって初めての大作が、ファイナルファンタジーZ(以下FFZとする)だったと思う。そのとき私はまだ学生で、ファミリーマートでアルバイトしていた。予約開始はその日の夜12時からで、当日入っていた某Mさんはバイトの権限を利用し、そのファミマ一番乗りで予約をしたらしかった。その後は予約の電話が全然つながらず、店長とチーフが交代で徹夜同然で電話していたのをよく覚えている。あと、その次の日の早朝、私がバイトで入っていたときに、いままで全然店で見たことのないいかにもという兄ちゃんが来て、「エフエフセブン予約お願いします…」と言った。その兄ちゃんは店番が私達(若い女2人)で幸いであった。パートのおばちゃん達だったら絶ッ対何の事かわからないからだ。略称で言うなー。マニアぶるなー。予約の電話が殺到するのわかってんだからもっと回線増やしとけー。と、あきれていたのだった。
以上より、私はFFZについてちょっと気になっていた。が、買おうとは思っていなかった。それからしばらくして、ドラゴンクエストがPSで出ると聞き、わたしはそれでPSハードを買った。しかもバイト先のファミマで給料の出たその日に。しかしFFZはまだ買わずにいた。ハワイに行ったときも、現地のスーパーでFFZの英語の解説本を見つけ、サークルの後輩へのお土産にした。まだ気にはなっていたようである。その頃私はせっかく買ったPSで何をしていたかと言うと、インテリジェントキューブをやっていた。
その後私はFFZのことをほとんど忘れかけ、ドラゴンクエストはいつ出るのか、などと考えるようになっていた。
再び思い出させてくれたのは、愛すべき友人であるT女史の、バイトで面倒を見ている生徒に買ってこさせた(?)FFZの同人誌の話である。その同人誌はやおい本という名のエロ本で、その処理にとても困っていた。私がそれを譲り受けたのである。
というのも、そんなエロ本になるようないかがわしいゲームだったのかと考えたからである。何故そんなエロゲームがバカ売れしたのか?小学生も買うだろうに。あのいかにもという兄ちゃんもそういうことを想像しながらやっていたのか?そのため真相を知るべく、中古屋でFFZインターナショナルを購入し、早速やってみた。タイトルにインターナショナルとついていること、ハワイで見た英語の解説本のことから、アメリカで出回っていることが想像できよう。一通りクリアしての印象は、小学生には多少過激な表現がややあるが、やおいネタを連想させるのは見当たらないと言ってよいだろう。ただ、曲解すれば某登場人物の人間関係などは、やおいととられなくもないだろう。しかしこれは、ゲームより先にやおい本を読んでしまった私個人の先入観によるものであろう。この先入観が厄介で、未だ抜けきらず、その影響が本文にも多少現れているのだが、なにとぞご容赦願いたい。要するにギャグととってくだされば著者にとっても幸いである。
長々と前書きを書いてしまったが、これがこの本を作るきっかけである。
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