空の見えないこの街
ここじゃさびしい素振りなんて見せちゃいけない決まりなんだけど
気がつけば人ごみの中いつもあいつを探してる
突然消えちゃったあいつを
ちょっとした仕草や黒髪や瞳の色を手がかりに
みんなあいつのことを知らないと言うけど
あたしは信じてる いつかまた会えること
だから何となく予感していた
最初に会ったのは古い映画館の前
二回目は崩れた教会の礼拝堂
見間違いでも幻でもない
絶対 あいつだよ
空の見えないこの街
望みなんて持ってはいけないような場所だけど
あたしはあいつに再び出会った
突然消えちゃったあいつに
信じていれば望みはかない再び出会えるよ
でも本当はあいつじゃないの
顔も髪の色も違うの
仕草や瞳の色や優しいところがそっくりなだけ
消えちゃったあいつそのものだと思い込もうとしてるのは
あたしのあいつへの未練
空の見えないこの街
ここじゃ夢や希望はちょっとだけかなう
さびしいあたしは ちょっとだけさびしくなくなった
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